ファウル
ファウルとは定められたルールに違反する事
ファウルの種類
1、パーソナル・ファウル
コート上のプレイヤー同士の接触によるもの。「押す」「蹴る」「叩く」「押さえる」等の行為で相手プレイヤーの動きを妨げた場合に課せられる
シュート動作中の相手プレイヤーに対するパーソナル・ファウルは、その相手プレイヤーに対してフリースローが与えられる
シュート動作中以外に起きた場合、そのパーソナル・ファウルの起きた場所から最も近いサイドライン又はエンドラインの外からスローインをしてゲームを再開する
・プッシング
「押す」行為に対して課せられるパーソナル・ファウル
手を使って相手を押すこと、守っている際に相手プレイヤーを体(お腹、肩等)で押す行為も含まれます
・ホールディング
「掴む」行為に対して課せられるパーソナル・ファウル
腕などを掴んで相手プレイヤーの動きを妨げたり、後ろから相手を抱きかかえるようにしてしまった場合に課せられる
・チャージング
攻めている側のプレイヤーがボールを持っているかどうかに関わらず、相手のプレイヤーに対して体を当てたり、手で押したりするプレーのこと
例えば、自身の進みたい方向に相手プレイヤーがいるにも関わらず、そのまま突き進んでいって相手を押したり、ぶつかったりすればチャージングとなる。しかし、もし自信の進みたい方向に相手が遅れて入ってきて衝突した場合は、相手プレイヤーにブロッキングのパーソナル・ファウルが課せられる。チャージングとブロッキングは表裏一体のプレーとも言える
・ブロッキング
相手プレイヤーがボールを持っているかどうかに関わらず、体を使って相手プレイヤーの進行の邪魔をするファウルのこと
しかし、相手プレイヤーが自身の守っている位置に走り込んできて衝突したりした場合には相手プレイヤーにチャージングが課せられます
チャージングかブロッキングかの明確な判断基準は、接触が起こった際にぶつかられた側のプレイヤーの両足が床にしっかり着いているかどうか
少しでも片足が浮いているようならブロッキングになってしまうので、狙って相手をチャージングにさせる(テイク・チャージ)のは至難の業です
・イリーガル・スクリーン
スクリーンをかけた後に動く等、正しくないスクリーンを行った場合に課せられるパーソナルファウルのこと
「正しくないスクリーン」とは、スクリーンをかけた後に両足を床につけて静止せず、足を動かしたり、上半身を使ったりして相手プレイヤーの動きを妨げること
・イリーガル・ユース・オブ・ハンズ
手を使って相手プレイヤーを掴んだり、叩いたりして相手プレイヤーの動きを妨げる行為のこと
これらの手の扱いに関する事を一括りにして言いますが、程度が重くなるとそれぞれホールディングやプッシングになる
・ダブルファウル
両チームのプレイヤーがほぼ同時にパーソナル・ファウルを犯した状態を言い、それぞれのプレイヤーにパーソナル・ファウルが課せられる
・6ファウル(NBA)
1人のプレイヤーが全てのクウォーターを通して6つのファウル(パーソナル/テクニカルの両方を含めて)を犯してはいけない。6つ目を犯した場合は、そのプレイヤーは退場し他のベンチプレイヤーと交代しなければならない
また、6ファウルでの退場後はその試合には二度と出場することができない
2、テクニカル・ファウル
審判への暴言や、ベンチにいるコーチ/プレイヤー等による違反行為などはテクニカル・ファウルと言う
・コート上のプレイヤーのテクニカル・ファウル
審判や相手チームへの抗議、暴言、挑発行為、怒りにまかせてボールや器具を蹴ったり殴ったりすること、ゲーム進行に対する遅延行為、故意に倒れてファウルを受けたように審判を欺こうとする行為
テクニカル・ファウルを犯せば、相手チームに2本のフリースローが与えられる。フリースロー後はゴールの成否に関わらず、テーブル・オフィシャルズ(審判員を補佐し試合を管理する為の係員)の反対側のサイドライン(センターライン横)から、フリースローを投じたチームのスローインでゲーム再開する
・コート上プレイヤー以外のテクニカル・ファウル
コーチやベンチプレイヤー等のチーム関係者が審判や相手チームに抗議、暴言、挑発行為等を行ったりするとテクニカル・ファウルになる。またゲームの最中に勝手にベンチエリアを離れたりしてもテクニカル・ファウルが課せられます
コート上のプレイヤー以外の者がテクニカル・ファウルを犯すと、そのファウルはコーチに記録されます。コーチ自身でテクニカル・ファウルを2回犯してしまうか、ベンチプレイヤー等が3回犯してしまうと即刻退場となる
コート上のプレイヤー以外がテクニカル・ファウルを犯せば、相手チームに2本のフリースローが与えられる。フリースロー後はゴールの成否に関わらず、テーブル・オフィシャルズの反対側のサイドラインから、フリースローを投じたチームのスローインでゲームを再開する
・アンスポーツマンライク・ファウル
プレイヤー同士の接触によるファウルでも、相手プレイヤーを「叩く」「押す」「蹴る」「抱きかかえる」等を故意にしていると判断された場合は、アンスポーツマンライク・ファウルとなる
このファウルを相手プレイヤーがシュート動作中に犯し、シュートが決まればそのゴールは認められた上で尚且つ1本のフリースロー、外れた場合は2本(スリーポイントエリアからの場合は3本)のフリースローが与えられる
シュート動作中以外のアンスポーツマンライク・ファウルに対しては、2本のフリースローが与えられる。いずれのフリースローもゴールの成否に関わらず、テーブル・オフィシャルズの反対側のサイドラインから、フリースローを投じたチームのスローインでゲームを再開する
・ディスクォリファイング・ファウル
最も悪質なファウルのことを言い、即座に退場となります。コート内のプレイヤーだけでなく、コーチやベンチプレイヤー等もテクニカル・ファウルの累積により、このファウルの対象となりえる
このファウルを相手プレイヤーがシュート動作中に犯し、シュートが決まればそのゴールは認められた上で、尚且つ1本のフリースロー、外れた場合は2本(スリーポイントエリアからの場合は3本)のフリースローが与えられる
・チーム・ファウル
1Q内で同一チームが4回以上ファウルを行った場合、5回目以降にファウルを行うと、シュート動作中のファウルでなくても、相手チームに2本のフリースローが与えられる
ボールを持った相手プレイヤーにパーソナル・ファウルを行えば、そのボールを持った相手プレイヤーが、テクニカル・ファウルの場合は、相手チームのキャプテンが指名したプレイヤーがフリースローを行います
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